舞踏馬鹿の独り言
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関由美子という舞踏家がいました。
彼女の死を私は長く知りませんでした。
彼女の死を知った時、
取り乱した私ですが
彼女への思いとは何なのか
分かりかねています。
長く舞踏活動を共にした彼女に
愛という言葉が
うまくあてはまりません。
もっと体の中に入った存在でした
私が前を見れば後ろを見ていてくれ、
私が後ろを振り返れば前を見ていてくれる。
手を出した時には
既に手が伸びていて、
本当は人一倍気が強いくせに
笑顔しか見せない娘でした、
私は長く舞踏活動を休息し、
彼女は一人独自に舞踏活動を続けていました。
でも、もう
舞台には立てないんですね。
私が再び舞台に立つ時、
まず彼女に捧げねばならないと思っていました。
願わくば
共に踊りましょう。
【2002年廃人倶楽部チラシ文章】
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