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正朔ー舞踏 SEISAKU-BUTOH DANCE

舞踏馬鹿の独り言

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えーりじゅんに捧げる【吸い間6チラシ用文章】

特に鍵をかける習性のない私の体に
ズカズカと土足で入り込み、
勝手に名札を貼ったり
よく分からない
仕掛けをしていく者達が
ひっきりなしにいる。
思い起こせば
視線の欲望と
茫漠とした皮膚感覚と内臓感覚と
くらいしか
知らない頃からそうだった。
何も言えず、
ただ漠然と眺めているしか術の無い私に、
お前が何もできないから
俺達がやってやってるんだと
切る様な視線を流し、去ってゆく。

私は自然なままから始めたかった、
少なくとももう少し素直でありたかった、
粉が舞い散る機械音の中に
静かに沈む
命の呼吸をする死体に
すがりつき、
抱きしめる、
抱きしめる、
抱きしめる、

お前こそ生きるべきだったのに、
お前こそ生きるべきだったんだよと。

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