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正朔ー舞踏 SEISAKU-BUTOH DANCE

舞踏馬鹿の独り言

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2007年 「金蘭荘」チラシ用文章

金蘭荘
思い出の輪郭だけが焼き付けられた様な
風化した人々が住むというアパート
命の有無を行ったり来たりする
闇の住人達
そんな彼らも
時折黄金色に輝く宴を開くという
闇夜に舞い散る白い初雪が皮膚に触れ
次々に交錯するダンス
死人達だけが持つ
親しみ深く奥ゆかしさの有る愛情の手を差し出し
魂が拡張しまた霧散してゆく
吐息や湯気を混ぜ合わせる
その宴とは
このアパートに隠された
常世に通じるという
ブラックホールの開門の儀式であるのだが
重い扉の軋む音の中
宴は更に繰り広げられる

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2006年 廃人倶楽部5「夕空の皮膜」

夕暮れの皮膜を一皮めくると
どんな世界が見えるのか、
千年を超える時代の風雨や
日の光に晒されてきた
砂壁や石仏の表皮を丁寧に剥がすと
どんな世界が潜んでいるのだろう。
恋焦がれる
大切な思いが吊らされてそこに在る時
その姿が一瞬のうちに掻き消されてしまう事がある、
そうした時は
薄い皮膜を掛けてやり、
静かに抱きしめる。

2006年 吸い間チラシ用文章

無惨な踊りが踊れるのか、
踊りの良し悪しでは無く、
絶対値の大きな踊りが踊りたい。
命の有無に拘わらず
その流れから逃げたくはないから、
言い訳を含んだ立ち方は
嫌なのです。
ここに在るという
過剰な事に対する
感謝の礼儀として。

2005年 「夢幻泡影」チラシ用文章

土方巽に恋焦がれ、始めた舞踏ですが、
今、振り付けという枝葉に、 
数限りない即興性という蕾が付いて、
一斉に咲き誇り、
風に吹かれて空に舞う、
というのを目指してます。

2005年 廃人倶楽部4「雪の降る器」チラシ用文章

今生において
命の源の流れに
爪を突き立てていない
事象とは
一切関係無き物と
思っております。

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